スーモなどの不動産ポータルサイトで土地を見ていると、「前面道路:私道」と書いていて気になったことはありませんか?
私道はその名の通り、所有者が個人の道路です(対して公道は役所が管理しています)。
なので、もし道路に穴が開いたりして、補修が必要な場合は、所有者がお金を出して修理する必要があります。
購入予定の土地の前面道路が私道の場合、
必ず不動産業者に「私道通行掘削承諾書」の有無を確認してください。
無ければ、
①契約前に取得してもらう
②契約後の土地引き渡しまでに承諾書を取得してもらう必要があります。
私道通行掘削承諾書とは、その名の通り、私道を通行したり、掘削(家を建てるために水道管やガス管など生活に必要な管を敷地内に引き込むため)することを私道の所有者から承諾した書類となります。
基本的に承諾書がないと、水道管やガス管の引き込み工事ができません。
また、普段は道路を歩いて通勤・通学したり、車で買い物に行っていたのに、
突然道路の通行を道路所有者から拒否されたり、通行料を要求されたりする可能性もあります。
その場合は、裁判などにも発展してしまう可能性もあり、非常に面倒です。
私道の物件は公道の物件に比べて金額が割安なことも多いですが、
上記を理解したうえで、契約するようにしていただければと思います。
私道通行掘削承諾書の有無を確認
私道通行掘削承諾書を引き渡しまでに取得できなかったら、
契約解除できるものとすること(契約書に記載してもらう)
契約書に私道通行掘削承諾書の文言が出てこない・口頭で許可貰っている等